「──── だが 的を射ている」
「待っていた…」
「任務完了だ…」
「おれは革命軍の幹部 縁あって
この一味をここから逃したい」
「約束は守る そのかわりお前には地獄を見せる……!!!」
「少し話をさせてくれ…おれにはもう時間がない」
※この記事は単行本未収録の重大なネタバレを含みます。 |
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概要
元王下七武海の一人だが、その正体は革命軍の元幹部。
詳しい過去は不明だが、
南の海の世界政府加盟国であるソルベ王国の国王であった経歴を持つ。
その後政府の科学者Dr.ベガパンクに肉体提供を行い、「人間兵器」とも呼ばれる改造人間“平和主義者(パシフィスタ)”の第1号「PX-0」となる。
頂上戦争直前の最後の改造手術によって脳も改造され「人格・記憶」も全て失った為、人物としては死亡に等しい状態になってしまっている。
プロフィール
本名 | パチンコ 1 万 円 時間 パチスロ パチンコ ゲーム |
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通称 | PX-0、無敵奴隷 |
異名 | 暴君くま |
年齢 | 45歳→47歳 |
身長 | 689cm |
懸賞金 | 元2億9600万ベリー |
肩書き | 元王下七武海、元ソルベ王国国王 |
所属 | 元革命軍幹部 |
ヒラヤマン パチンコ | ニキュニキュの実 ( 超人系) |
出身地 | 南の海 ソルベ王国 |
種族 | ???(リンク先重大なネタバレ注意) |
誕生日 | 2月9日 (ニ←2、キュ←9、ニキュの実) |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | X型(現実におけるA型) |
好物 | はちみつ、サーモン |
家族 | ジュエリー・ボニー(娘)、クラップ(父) |
初登場 | 単行本25巻 第234話『ご記憶下さいます様に』 |
WT100 | 98位(7940票) |
CV | 堀秀行 |
人物
容姿
常に熊の耳がついた帽子を被り(しかしながら帽子を取っても頭から生えるように耳の部分は付いており、人間の耳の方は髪に隠れていて確認できない。)、後述の能力の暴発を防ぐためか手袋をはめている。
そして人間兵器として完成する前から度の強い眼鏡をかけており下の目が見えない。
これらの特徴は人格を完全に失い天竜人の奴隷になってしまった現在も変わらないが、奴隷になる前までは常に聖書を携えていた。
また、
なお、
SBSで描かれた子供時代では、坊主頭だったり、眼鏡をかけていなかったりと現在とは全く異なったまだ人間らしい容姿をしており、当時は二宮金次郎のように、背負子で枝を運びながら読書をしていた。
ただしこの幼少期からくまが元王族であることを連想するのは難しく(更に言えば服装も所々傷が痛んでいた)、謎が深まっている。
性格
非常に無口で必要最低限の事しか喋らず、アニメ版の初登場時に至ってはあまりの少なさにセリフがカットされたほど。相手から的確な指摘を受けると「的を射ている」と端的に呟く。
小脇には常に
自分の能力を行使して敵を弾き飛ばす際には「旅行するならどこに行きたい?」と唐突だが要望を尋ねることが多く、ペローナが「呪われた古城」と答えた際には、律儀に彼女をその場所に弾き飛ばす妙なお茶目さを持つ。
ちなみにペローナの飛ばされた土地は同僚
ジュラキュール・ミホーク
の根城クライガナ島・元シッケアール王国跡。そこにミホークへの遠慮はない(その場所に後でロロノア・ゾロを飛ばしている辺り、彼の拠点だと把握していたものと思われる)。
王下七武海に入る以前は海賊として残虐の限りを尽くし、“暴君”という異名が付けられる程凶悪であったという。
しかし、後に革命軍の幹部であるサボが語ったところによると、過去は優しい性格で穏やかな笑顔を見せる人間であったとのこと。
また、ゾロとの取引に応じて麦わらの一味を見逃し、更には彼らのために一命を賭すなど、単なる暴君とは言い難い面が目立つ。
それどころか本当に一国の王という立場にあった(それも
世界政府加盟国家
)過去があり、ジンベエも彼の経緯について国王時代は暴君として君臨していたが、国民により国外追放されたと語っており、そう言われるようになった所以は不明だが、少なくとも彼を知る一人からは「暴君なんかじゃなかった」とはっきり否定されている。
王下七武海加盟後は、「七武海にして唯一政府の言いなりに動く男」と言われるようになっていたが、そんな彼に対してゲッコー・モリアは「何を企んでやがるのか… お前みてェなのが一番不気味だぜ」と評している。
世界政府直通の
ただし、本人も革命軍の一員であり、革命軍としての同胞であったエンポリオ・イワンコフ曰く「政府嫌い」だったとのこと(そもそも世界政府と七武海は飽くまで利害の一致で組んでいるのに過ぎない)で世界政府からの「────まだかすかにでも息はあるのか?」という質問に「さぁ…」と誤魔化す態度から世界政府への忠誠心は皆無といってもいい。
同じく革命軍の同胞であるモーリーは「くまの人生は世界政府の犠牲そのもの」と評しており改造で自我を失った事を抜きにしても相当な仕打ちを受けた過去がある事を示唆している。
政府に従っているのも何らかの思惑の元であり、政府の与り知らぬ場所では抹殺対象とされた人物を密かに見逃していたりする。
彼にも表立って政府に逆らわない事情はあった様子。
最終的に世界政府と何らかの取引をし、完全に改造されたらしく、今ではくまの人格は失われ、政府に忠実な兵器「パシフィスタ」となってしまった。
くまが自分の命を賭してまでそうした理由は不明ながら、モンキー・D・ドラゴンは事情を把握している様子。
スロット 東京 レイヴンズ
ヒラヤマン パチンコ
「旅行するなら どこに行きたい?」
名称 | ニキュニキュの実 |
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分類 | 超人系 |
能力 |
|
人間でありながら掌にクマのそれのような肉球を持つ「肉球人間」(足の裏にできるのかは不明)。能力を行使する際は手袋を外す。
何処となく和やかな雰囲気の滲む名称ながらも、その能力の全容と戦闘力は驚く程高いものになっている。
肉球はくまの実力を示すが如く、相当な弾力性に長けており、あらゆるものを触れた瞬間に勢いよく弾き飛ばしてしまう。
刀で斬りかかられようと、その刀を肉球で受け止められてしまえばその斬撃ごと弾き返され、飛ぶ斬撃や火炎放射でさえ弾き返してしまう。
弾力って何だっけ……。
大気でさえ弾く事が可能で、弾き飛ばした大気の塊を飛び道具として利用することもでき、光速の弾きによる超高速移動をも可能とする。
その移動速度は瞬間移動かと勘違いしてしまう程(手袋をつけた状態で瞬間移動している描写もあり、もしかすると靴の裏にも肉球があるのかもしれない)。
当然、人間がこの肉球に触れても弾き飛ばされる。
くまがその気になれば数千km以上も遥か遠く離れた場所まで相手を弾き飛ばす事も可能であり、下手をすれば三日三晩空を飛び続け、冗談抜きで世界の裏側まで飛ばされてしまう可能性もある。
凄まじいほどの勢いでぶっ飛ばされるため、傍から見るとくまが物体に触れた瞬間、その物体が消滅してしまったかのように映る。対象の人物は肉球状のエネルギーに乗せられる形で飛んでいき目的地に着くとその地点で風船が弾けるように落とされる(着地地点に肉球の型ができる)。
戦闘における実質的な即死技で、戦場でこの技を食らうと強制的に退場させられ、復帰はほぼ困難。
さらには非物体な存在まで弾く事が可能で人体から「疲労」や「痛み」などを弾き出して回復させる、そして弾き出したダメージを他者へ与えるというとんでもない能力まで持っている。
ただし弾かれた痛みと苦しみの塊は消さずに放っておくと持ち主のもとに戻っていってしまい、消すためには誰かがこれを受け止めないといけないという制約がある。
ゲーム作品ではこの能力を自分に行使して、攻撃と回復を同時に行う必殺技を持っていたりもする。
アニメではこの力を弾いた肉球は赤い色になる。
能力の伝達条件を把握しているベガパンクは、能力と兵器の両立を可能としており、パシフィスタとして人体のほとんどを改造された後も能力は使用可能。
弱点としては掌に出来た肉球はオンオフができないようで、能力を使用しない時は無用な物や味方をうっかり巻き込まない為に手袋ではめている。
パチンコ 1 万 円 時間
元革命軍幹部・元
覇気
元革命軍であり元七武海であったのなら、武装色・見聞色の覇気を使用できてもおかしくはない。
パシフィスタ
内容 |
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Dr.ベガパンクの改造によって人造兵器パシフィスタに改造されている。型番はPX-0。手足から徐々に改造され、マリンフォード頂上戦争前は脳以外のほとんどが機械の体となっていた。
これにより口から黄猿の能力を再現した鉄をも熔かすレーザーを口から放てる他、鋼鉄以上の強度の肉体となっており、(2年前の武装色の覇気の習得前かつ激戦後だったとはいえ)サンジの顔に入れた蹴りがビクともせず逆に足の骨にヒビが入ってしまった程。
戦争時には脳も含めて完全に改造され、事実上能力を持ったまま、政府への忠実な兵器となった。
くまを元にパシフィスタの試作品が20体以上制作され、頂上戦争に投入された。
技
- 圧力砲(パッドほう)
肉球で大気を光速で弾き、衝撃波として発射する。
その衝撃は物体を貫通し、直線状のもの全てにダメージを与える。
威力自体も高く、通常の砲弾ならほとんどダメージを受けないフランキーを吹き飛ばすほど。
- つっぱり圧力砲(パッドほう)
- 熊の衝撃(ウルススショック)
次の瞬間、解放された大気が急激に元に戻ることで絶大な威力の衝撃波(爆弾)と化して炸裂する。
圧縮に少し時間がかかる(アニメでは引き延ばしで恐ろしく長かった)が、 リトルオーズJr.が一撃で半死半生となって膝をつくほどの破壊力とスリラーバーク全体にまで影響を及ぼす攻撃範囲を誇り、超人系の能力者の技としてはあらゆる意味で最大級の大技。
普通だったら自分も反動や巻き込まれで大ダメージを受けてしまいそうなものだが、くまの場合は屈強な肉体のおかげか全くのノーダメージであった(もっとも、作中で披露した際はほぼサイボーグ化してはいたが)。
経歴
過去
幼少期
現時点では断片的にしか描写されていないが、少なくとも自由の身ではなかったらしく、周囲の大人に暴力を振るわれ、「戻るくらいなら死ぬ」と泣き叫ぶ日もあったことから、幼少の頃は凄惨な日々を過ごしていたようである。
ヒラヤマン パチンコ
以下は一時期同じ王下七武海として活動していたジンベエが知る限りのくまが七武海になるまでの経歴である。
くまは
南の海にあるソルベ王国の王座に就いていたが、国民からの評判は低く、やがて追放されてしまう。
海賊となったくまはモンキー・D・ドラゴンが結成した革命軍にも所属し、やがて“暴君”という異名で世界に知れ渡るようになる。
その後海軍に捕まり終身刑を言い渡されるが、海軍の科学者ベガパンクがくまの筋力及び潜在能力に惚れ込んだため、くまは“身体改造”と“クローン開発”への参加を求めされる。この要求に応じたくまは王下七武海の立場を与えられ、再び海に戻った。
なお、ジュエリー・ボニー曰く決して暴君と呼ばれるような性格ではなかったらしく、上述の経歴は一部疑わしい部分がある。
12年前にはドラゴンやエンポリオ・イワンコフと共に、革命軍の一員としてゴア王国を訪れ、国に殺されかけた人々を救出し、革命軍のメンバーに加えている。
サボの過去が描かれたアニメ版の第737話では、少年期のサボの修行に付き合っており、この頃はまだ革命軍に在籍していた。
スロット 鬼武 者 新台
空島編
サー・クロコダイルの王下七武海称号剥奪後、後任の七武海を決める会議で、聖地マリージョアにドンキホーテ・ドフラミンゴと共に赴いた。
原作では項目冒頭のセリフを言ったが、アニメでは一言も発せずに原作以上の寡黙さをみせていた。
スリラーバーク編
麦わらの一味と、当時七武海だったゲッコー・モリアの戦いが佳境に差し掛かった頃、突如スリラーバークに出現。向かってきたペローナをあっさり辺境の地に能力で飛ばしてしまった。
スリラーバークに訪れた理由は世界政府からの任務であり、
その際、世界政府が
「また一人… “七武海”が麦わらの手で落とされやしないかと政府は危惧している」
と伝え、
「…必要ならばおれが貴様に加勢しても構わない」
と言ったためにモリアには「誰に口を利いてやがんだ てめェ!!!」「あんな少数の経験も浅い海賊団におれが敗けるかも知れねェと!!?」…と激高し、ポリシー捨てて自ら前線に出て麦わらの一味の壊滅を行う。
モリアの敗因の一つにくまの言葉に即発して逃げ回る戦法をやめた事があげられている。
モリア戦終了後、すでに限界まで疲弊していた一味らの前に出現。空席が埋まったばかりですぐ敗北した者が生じたという事実が世間に出ると海賊の抑止力たる七武海の影響力が無くなる事を危険視した政府上層部からモリアの敗北を揉み消すべく「麦わらの一味を含むスリラーバークに残る者達全員の抹殺」の特命を受けて一行を襲撃する。
気絶していたモンキー・D・ルフィを守ろうとした一味やその協力者達を1人で圧倒する。
全員抹殺の指令を受けていたが、「弱り切ったお前たちを消しても何の面白みもない。お前達を見逃す条件として麦わらのルフィを差し出せ」と“麦わらのルフィ”の首一つ差し出させる事で譲歩しようとする。そんなくまに対し、全員がその提案を拒否したため「残念だ」と“熊の衝撃”を発動。
ほぼ全員が気絶した中、一味の戦闘員ロロノア・ゾロが「やがて世界一の大剣豪になる」自分の首を持っていくことで譲歩して欲しいと請う。
くまはそんなゾロや彼の身代わりになろうとしたサンジ(気絶させられて押しのけられたが)の気概を見て
「……これで“麦わら”に手を出せば 恥をかくのはおれだな」
と提案を受け入れる事を決めるも、引き換えとして自分の能力で弾き出したルフィの先の戦闘による壮絶な疲労と痛みを代わりに受ける様ゾロに命令。
それは試しに取り込ませたほんの一欠片程度でも絶叫するほどの苦痛であり、間違いなく死ぬと言われてもゾロは臆することなく実行。
仲間のために命を捨てる程の覚悟を見たくまは
「……………… いい仲間を持ってる さすがは… あんたの息子だな …………ドラゴン」
と呟きながら、スリラーバークを去って行った。
シャボンディ諸島編
大将“黄猿”や
戦桃丸、パシフィスタの圧倒的な力の前に壊滅の危機に瀕していた麦わらの一味の前に突如現れ、一味を世界各地に能力を使って飛ばした(この際、一味をそれぞれ彼らが特訓できるような場所に飛ばしている)。
その際
「──もう二度と会う事はない………」
と口にしており、宣言通り、これが自我のあるくまの最期の姿となった。
その後、Dr.ベガパンクによって完全なサイボーグに改造される。
マリンフォード頂上戦争編
この時、イワンコフとドフラミンゴの会話から、ルフィは「もう二度と会う事は無い」というのがルフィと仲間達がではなく、自分達がくまと会う事が無いという意味である事と、くまが自分達を「逃がした」事実に気づいている。
パチンコ 1 万 円 時間
戦争後から2年間、「生前」のくまがDr.ベガパンクと改造前に契約したプログラム「麦わらの一味の誰かが帰還するまで一味の母船サウザンド・サニー号を守る」という任務を実行し、ボロボロになりながらも船を狙う敵と同じく護衛を引き受けていたハチやデュバルが重傷でリタイアしてなお戦い抜き、一味のフランキーが戻ってきた事で任務完了と見なして去っていった。
この一連の話は一味を飛ばした後彼らを援護に駆けつけていたレイリーが本人から聞かせてもらった説明を伝える事で一味は知ることとなった。
パチンコ 1 万 円 時間
- 開幕前
サニー号護衛の任務完了後、くまは聖地マリージョアにて天竜人の奴隷になっていた。
自我は無くどんなに痛めつけられても何も感じない状態である為無敵奴隷と呼ばれ、体はボロボロ、背中には数本の剣が刺さっている等、元奴隷のフィッシャー・タイガーが口にしていた「人間の狂気」を具現化したような姿に成り果てていた(リンドバーグ曰く「元加盟国国王だろうと屈強な男であろうと神の前には奴隷として言いなりになるしかないと見せしめに使われている」との事)。
上述の特色から天竜人の間では好評を博している様で、この時点における所有者のロズワード聖の言葉から憶測するに、天竜人の間で一定期間の間隔で交代で使い回されていた模様。
- パチンコ 1 万 円 時間4日目
エッグヘッド編
軍隊長3名に連れられ革命軍の本拠地であるカマバッカ王国に帰還。奴隷生活で生じた損傷はリンドバーグの手によって修復されつつあったが、自我が戻る気配はなかった。
CP‐0がDr.ベガパンク暗殺の為にエッグヘッドにたどり着いた頃、くまは突如仲間の制止も聞かずに動き出し、能力を使ってカマバッカ王国から飛び出す。数時間後には赤い土の大陸に衝突して赤い港に墜落すると、通報を受け出撃した海軍からの砲撃を喰らいながらも大陸を登り始める。
大陸を登りきり、マリージョアに到達したくまは兵士の包囲網を能力で容易く突破するが、待ち構えていた海軍元帥サカズキのマグマの猛攻を受け、頭部の右半分と片足を奪われる。しかし、くまはそれでも停止することは無く能力を使って再び何処かへ向かって飛び始めた。
余談
- ルフィと「くま」
ルフィは劇中で出会った人物や特徴的な物品に捻りのないあだ名を勝手に付ける癖(?)があるが、そんな彼がパチンコ 1 万 円 時間 パチスロ パチンコ ゲームに対してつけたあだ名は『くまみたいな奴』である。
確かに間違ってはいないのだが、本名よりあだ名の方が長くなっているし、なんならもういっそ本名なんだし『くま』だけでもいいだろとツッコミたいところだが、実はルフィの中での『くま』は
もっとも、『くまみたいなやつ』は極端な例にしても実はあだ名に本名の一部を含んだ上で本名より長くなる例は一般にも数多くある。また、実際にくまみたいなやつがいる上に、最終的に本人が『くま』でなくなってしまったため、実は『くまみたいなやつ』というあだ名は案外的を射ているのかもしれない。
- ある海賊との関係
上述のように本編にて、マリージョアに潜入したジュエリー・ボニーがくまの変わり果てた姿を見て憤り、涙を流す姿が描かれたことから、両者の間に何らかの関係があることは示唆されていた。
そしてビブルカードの、ジュエリー・ボニーの設定画に「ベガパンクに父を元通りにさせる」という一文が存在しており、この二つを合わせて両者が父娘関係にあるのではないかという説が有力となった。
この説を前提に、頂上決戦の様子を見て泣いていた理由が完全なサイボーグとなってしまった父の姿を見てではないか?と考察する意見もある。
また、ボニーはマリージョアに潜入する際、ソルベ王国の王太后(恐らくくまの母)に変装したのだが、この変装は能力で歳取った姿になっただけであり、逆に言うと歳を取るとそっくりになるということである。
これも両者が血縁関係(祖母と孫)にあるからとすると説明がつく。
- グッズ化されてる男
ドレスローザ終盤で、子どもとはぐれてしまった母親が「くまのシャツを着てます」と迷子になった子の特徴を呼びかけているシーンがあり、後に母親と再会できたがその子が着ていたシャツはパチンコ 1 万 円 時間 パチスロ パチンコ ゲームの顔がプリントされていたものであった。
SBSでも読者から「そっちのくまかよ!!」とツッコミを入れられた。
作者の遊び心が加えられたギャグシーンであり、アニメでもそのシーンはワンシーンでは無くてしっかりと描写されていた。
- 言いづらい能力名
判明時は一味のリアクション同様、読者もその拍子抜けしそうな能力名に困惑した(直ぐ様その脅威はまざまざと証明されたが)一方で、この「にきゅにきゅのみのにくきゅうにんげん」という言葉をいざ口にしてみるとものすごく言いづらいという点でも着目され、ついにはSBSにも同様の質問が届く。
これに対し作者はくま本人を召喚し実際に言ってもらおうとするが、肝心の能力者自身が名前を噛んでしまうという醜態を晒してしまった。その後もコーナーの〆の挨拶をする作者の片隅で再度チャレンジしており、奇しくも本編より先んじて彼の人間臭い一面が露見することになった。
因みにTVアニメ版でくまの声を担当した堀秀行氏は、流石の貫禄でスラリと読み上げていた。
スロット サムライ ガールズ
ONEPIECE
海賊
王下七武海
暴君
パシフィスタ
サイボーグ
聖書
国王
ニキュニキュの実
肉球
クマ/熊
聖人
平和主義者
偽悪者
尊厳破壊
悲劇のヒーロー
哀しき悪役
革命軍
モンキー・D・ドラゴン
エンポリオ・イワンコフ
イナズマ
サボ
コアラ
ベガパンク
ジュエリー・ボニー
麦わらの一味
ヴィンスモーク・ジャッジ…中の人繋がりかつコチラのキャラも過去にベガパンクに関わりのある人物。さらに言えば、サンジに生き地獄を味わわせた点でも共通する…かもしれない。
※以下、単行本・アニメ未収録のネタバレ注意
くまの過去
- 幼少期
38年前、天竜人の先住民一掃大会のためゴッドバレーに連れて来られたくまは逃げ出すが、同じく奴隷になっていた人たちに連帯責任になって殺されてしまうという理由で気絶させられる位に暴行されて捕まってしまう。しかし、連れ戻される途中で同じく当時奴隷だったエンポリオ・イワンコフやジニーに声を掛けられ、彼らと共にゴッドバレーから逃げ出すために自らが囮となって大会の優勝賞品であるニキュニキュの実を探し始める。
作戦は成功し、くまは無事に能力を手に入れるも、脱出まであと一歩というところで サターン聖と遭遇してしまい、彼の能力で吹き飛ばされてしまう。
サターン聖はくまに対し
「お前には奴隷になる事と死ぬ事しか許されていない…それは歴史が決めたのだ」
と非情な言葉を浴びせるが、天竜人の身勝手により人間として生きる事すら許されない自分や他の奴隷達の現状を許せないくまは
「……おじさん えらいの?」
「生まれた時からえらいなんておかしいよ…生まれた時から奴隷なんて生まれる意味がない」
「ぼくに今 何かの力がついたのなら────ぼくは”ニカ”のように…こんなかわいそうな人達を一人でも多く救いたい!!!」
と世界のトップにも怯む事なく堂々と啖呵を切った。
その後どうやってサターン聖から逃げ切ったのかは描写されていないが、最終的にはゴッドバレーからの脱出に成功したようで、結果的にくまはニキュニキュの実の能力で500人以上の奴隷を救ったことがイワンコフの口から語られた。
ソルベ王国にたどり着いた後はイワンコフと別れ、自身はジニーと共に暮らす。長年の天竜人の支配から解放され、平穏な暮らしを取り戻せたことへの喜びを噛み締めた二人は涙を流すのであった。
- 革命軍へ
夜静まった教会で民衆から弾いた痛みのエネルギーを1人で受け止めていき、壮絶な苦痛にくまは血反吐を吐いていた(ジニーはそんな彼の悲鳴と自己犠牲に涙を流しており、そのたびに看病をしていた)。
22年前、ソルベ王国では北部のみをソルベ王国とし南部を切り捨てる奴隷政策が始まる。攫われた人々を返すよう求めたくまやくまを返すよう求めたジニー達も投獄されるが自勇軍の介入により奴隷政策は止められる。解放されたくまとジニーはイワンコフと再会した後自勇軍に加入、そして自勇軍を前身とする革命軍が結成される。
自身は軍の中心人物の1人として活躍し、14年前には軍隊長の立場になっていた。
- ジニーとの死別、ボニーの父としての生活
誘拐から2年後、ジニーから連絡が入る。
とある病気に感染したらしく、感染を恐れた天竜人に捨てられる形でなんとか下界に帰還することに成功。だがその命はもう長くはなく、最期にドラゴンとイワンコフには「くまをよろしくね」と、くまには「ずっと大好き」という言葉を遺した。
彼女の現在地は知らされなかったが、くまは迷わず能力でソルベ王国へと飛び立つ。生まれ育った教会に辿り着くと、そこには全身が青く、石のように固まってしまったジニーの遺体が横たわっていた。その傍らにはボニーという名前の赤ん坊がいた。
村人の話によるとジニーは日光や月光といった自然光を浴びると身体が固まってしまう病気に感染していたようで、天竜人に捨てられた後、病で命を削られつつもボニーと共に船で王国へ帰還し、教会で力尽きたとのことだった。
くまはジニーの思いを受け継ぎ、ボニーを育てることを決意。
「ジニー 安心してくれ…この子はおれが育てる」
その後くまは革命軍の活動とボニーの世話を両立する多忙ながらも幸せな日々を送っていたが、ある日突然、ボニーの右頬にもジニーと同じ石化の症状が現れる。ボニーの身を案じたくまはソルベ王国でボニーの側にいてやりたいという旨をドラゴンに伝え、革命軍を離れた。
ボニーが5歳になった頃、医者に診てもらったのだが、ボニーは「青玉鱗」という難病を患っており、5年の余命宣告をされる。しかしこの会話はボニーに聞かれており、焦ったくまは 「この病気は10歳までは治らない」 と発言してしまい、彼女に「この病気は10歳になれば治る」と誤解させることになった。
その1年後、ソルベ王国の国王による大量殺人が始まり…。
- ちなみに